便臭・オナラ臭の徹底対策法

便は、食べ物が消化吸収されたあとの残りカスです。そのため、ある程度ニオイがあるのは当然ですが、便自体にもともと悪臭があるわけではありません。
食べ物が体内で消化される過程で、吸収しきれずに残ったタンパク質や脂質を、腸内の悪玉菌であるウエルシュ菌や大腸菌が分解・発酵して、腐敗物を作り出します。
この腐敗物が、便の嫌なニオイの正体です。

この腐敗物は、血圧を変動させたり、炎症を起こしたり、発がん性物質になるなど、体に悪影響を与えます。便のニオイが強くなってきたら、腸内環境が悪化して、不健康な状態にあると考えられます。便のニオイは腸内の健康のバロメータなのです。
もちろん便だけでなく、おならもいっそう臭くなります。腸内から健康になり、ニオイをやわらげていくことが大切です。

 

便が臭くなる要因

咀嚼(そしゃく)不足

食べ物は、きちんと消化されなければうまく吸収されません。消化されずに食べ物が体内に残ると、腐敗の材料になります。しっかり消化させるために、よく噛みましょう。

ストレス

ストレスを感じると、食べ物を消化するペプシンという酵素が、うまく分泌されなくなります。また、小腸のはたらきにブレーキがかかり、食べ物が腸内に停滞して腐敗が進み、悪臭をため込んでしまいます。

腸の汚れ

腸が汚れるということは、人体に有害な悪玉菌が増えるということです。善玉菌が減少すると、たちまち悪玉菌が増殖し、消化されずに残った食べ物を分解して有害物質を作り出 します。これが悪臭の原因になるのです。
40歳代を過ぎるころから、腸の汚れが一段と進みやすくなります。生活環境や食事を改善し、腸内環境を整えましょう。

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食物繊維で腸内を掃除

腸では、食べ物の水分を吸収し、残りを便として排泄しますが、便にはたくさんの腸内細菌が含まれています。そのなかのウエルシュ菌などの悪玉菌が、タンパク質を分解して、アンモニアなどのニオイ物質を作ります。
このニオイ物質は、便のニオイになるだけでなく、腸から血管を通って運ばれ、汗に混じって体臭として現れることもあります。こうした悪い流れを断ち切るためにも、腸内の善玉菌を増やすことが大切です。

食物繊維で腸内環境を整える

セルロースやペクチンといった食物繊維は、悪玉菌をきれいに掃除して、体外に排出するはたらきがあります。悪玉菌が出した毒素や有害物質、悪臭物質などもまとめて吸着して便として排泄してくれるため、便の悪臭の予防につながります。
食物繊維をたくさんとり、善玉菌が住みよい腸内環境を整えれば、体臭も改善されます。
豆や海藻類、こんにゃくなど、食物繊維が豊富な食事で、腸内を整えましょう。

ココアが腸内環境を整える

ココアを飲むことが、便のニオイ解消に効果があるとわかっています。
ココアはカカオの実を炒って、種皮と胚芽をとったあとに残る「旺乳」を粉末にしたものです。
高タンパク、高脂肪の食品で、ビタミンAやB群、Eのほか、ミネラルも豊富に含み、食物繊維の「リグニン」が多いのが特徴です。このリグニンに、便のニオイを抑制する2つの効果があるのです。
1つは、リグニンには善玉菌を増やし、元気に活性化させる作用があり、さらに腸のはたらきを促進します。食べ物が腸内に停滞して、ニオイ成分に変わるのを防いでくれます。
2つ目は、腸内で生成されたニオイ成分をリグニンが吸収し、便とともに排泄してくれます。ニオイ成分がリグニンに閉じ込められて排便されれば、便もくさくなりません。
便のニオイが気になっている人は、朝食などでココアを飲むようにしてみましょう。

 

手作り消臭スプレーで便のニオイをなかったことに

トイレで排便をしたあと、ニオイがこもり困ることがあります。身近な素材で排便後のニオイを消す消臭スプレーを作ることができますので、ご紹介しましょう。
トイレに臭気がこもったときには、手作りのエタノール消臭スプレーを、便器に向かってひと吹きすれば、さわやかな香りが広がってニオイが気にならなくなります。
作り方は簡単で、スプレー容器に無水エタノールを10分の1程度入れ、精油を2、3滴いれて精製水で10倍くらいに薄めます。
また、酢で作ったスプレーも、トイレの消臭に効果があります。
トイレのニオイは主にアルカリ性のアンモニア臭ですが、酢にはアルカリ性のニオイを中和する消臭作用があります。
酢と水を、1:2の割合で酢水をつくり、スプレー容器に入れて使用します。酢以外では、木酢液やミョウバン水などの酸性液をスプレーにしても同様の効果があります。

 

腸内バランスを整えて体臭予防

腸の中には100種類を超える常在菌が住みついているといわれています。これらの常在菌は、大きく3つのグループに分けることができます。

【善玉菌】
ビフィズス菌などの善玉菌は、腸内の消化・吸収を助け、免疫力を高める役割を持っています。

【悪玉菌】
ウエルシュ菌などの悪玉菌は、腸内のタンパク質を分解し、有毒物質を作り出します。これが便をくさくする原因になります。

【日和見菌】
大腸菌などの「日和見菌(ひよりみきん)」は、もともと悪玉菌でありながら食事の内容や体調によっては善玉菌になることもあります。

これらの菌のバランスが崩れ、ビフィズス菌などの善玉菌の数が減ってしまったりすると、悪玉菌が一気に増加して、便のニオイをくさくすることにつながります。
腸内の善玉菌を増やすには、ヨーグルトを食べて、直接ビフィズス菌を補給するのが最適です。ただし、食べて摂取したビフィズス菌は、胃の酵素のはたらきによってほとんどが死滅してしまいます。なるべく毎日ヨーグルトを食べ続けて、少しずつ善玉菌を増やしていきましよう。
オリゴ糖の豊富な食品を食べることもオススメです。オリゴ糖には、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果があります。善玉菌がオリゴ糖を食べて活性化すれば、それだけで自然に悪玉菌が減少していきます。オリゴ糖をたくさん含む食材には、大豆やごぼう、アスパラ、たまねぎ、はちみつなどがあります。

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