ワキガと多汗症のメカニズム

ワキガと脇の多汗症(腋窩多汗症)はどうして起こるのか、ここではそのメカニズムについて詳しく解説していきます。

 

3つの分泌腺がワキガの原因

エクリン汗腺、アポクリン汗腺、皮脂腺の3つによって、あの強烈なワキガの臭いを発します。
まずはこの3つの分泌腺について見ていきましょう。

エクリン汗腺

エクリン汗腺はいわゆる汗を分泌する汗腺で全身にあり、役割は体温を調節することです。
このエクリン汗腺から出るエクリン汗の成分はほとんど水で、約1%の塩分を含みます。
無色・無臭でサラッとした汗で、1日に1.5リットル~2リットルもの汗をかきます。
無臭といいましたが、エクリン汗を拭き取らずに放置しておくとことで雑菌が繁殖して臭いを発生する原因になります。(いわゆる汗臭いニオイ)
また、エクリン汗はワキガの原因では無く、緊張時や温度変化に敏感に反応して大量の汗をかいてしまう多汗症の汗でもあります。

アポクリン汗腺

アポクリン汗腺は全身には無く、脇の下やデリケートゾーン(陰部)、耳の中、乳首のまわり、おヘソのまわりなど限られたところにあります。
エクリン汗腺からの汗のほとんどが水で無色・無臭に対し、アポクリン汗腺の汗には、脂肪、鉄分、色素、尿素、アンモニアなどを含み、触った感じも粘り気があります。
また、特徴的なことが、一度分泌すると24時間は活動を休止するというものです。
そのため、体温調節の役割では無く、異性をおびき寄せるフェロモンとしての役割だと考えられています。

皮脂腺

皮脂腺は皮脂と呼ばれる脂肪を分泌します。
皮脂とエクリン汗が混じることで肌を保護する役割を担っています。
皮脂の分泌が過剰になるとオイリー肌となり、ニキビができやすい肌質となります。逆に皮脂の分泌が少ない場合は乾燥肌となります。

 

ワキガの主な原因は「アポクリン汗腺」で、アポクリン汗に含まれている脂肪分やたんぱく質を皮膚にある細菌が分解することで、あの強烈な臭いを放つようになるのです。
また、皮脂腺から分泌される皮脂も細菌が繁殖しやすいため、腐敗臭を放つようになります。
そして、これらの強い臭いを、エクリン汗が押し流して拡散することで、余計に臭いが広がるようになってしまうのです。

 

ワキガは遺伝します。

ワキガの遺伝の確立は、両親が共にワキガ体質であればその子供は約80%の確立で遺伝するといわれています。
両親のどちらかがワキガ体質の場合は、子供への遺伝は50%の確立です。
もし、お子さんへのワキガの遺伝が心配な場合は、お子さんの耳垢をチェックしてください。
耳垢がネバネバとキャラメル状のような湿ったタイプであれば、100%に近い確立でワキガ体質です。
現在ではワキガはほとんど完治することできますので、成長期などに臭いでイジメられるようなことになる前に、ワキガの予防対策グッズやクリニック等でケアするようにしてあげてください。
実際に小学生や中学生の方でも、クリニックでワキガの治療をする人が増えています。
一昔前とは違い、クリニックでは一度の治療で半永久的に治療することもできますので、一度お子さんと話し合ってみるのもよいでしょう。

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ストレスがワキガを強力にする

現代人にはストレスはつきもので、ストレスは精神的、肉体的にも人間の様々なことに影響を与えます。
ストレスは例外なくワキガにも影響を与え、より臭いを強めることもあります。
ストレスの影響でカラダのホルモンバランスを崩してしまうことがありますが、ワキガ臭の原因物質を分泌するアポクリン汗腺は、ホルモンバランスの乱れから活動が活発になり、またエクリン汗腺にも影響して多くの汗をかいてしまい、より強い臭いの発生と多汗症を引き起こしてしまいます。
ストレスを無くすことはできないと思いますので、ストレスを軽減する工夫やストレスを発散する方法を考えて実行し、少しでも溜め込まないようにしましょう。

 

男性だけじゃない!ワキガは女性にも多いのです。

毎日お風呂に入らなかったり、ワキガケアをさぼったりして、不潔にしているとワキガになりやすいようなイメージがありますが、実はワキガと不潔は別の話なのです。
ワキガはアポクリン汗や皮脂を、細菌が分解したときに発する臭いがそもそもの原因ですので、どんなに清潔にしていても、汗や皮脂や細菌を抑えることはできないため、不潔=ワキガということではないのです。
むしろ、清潔にしようと洗いすぎたり殺菌しすぎたりして、肌の炎症を引き起こすケースが多いのです。
ただもちろん、不潔にしていても良いということではありませんので、誤解の無いように理解してください。
ワキガの主な原因であるアポクリン汗腺は、実は男性より女性の方が多く(広く)ある傾向にあり、男性に比べて皮下脂肪が多いこともあって、女性の方がワキガ体質が多いとされています。
男性の方がワキガ体質が多く感じる理由は、女性の方がケアをしっかりしているからと言えるかもしれませんね。

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