体臭恐怖症の原因と改善方法

 

体臭恐怖とは

「体臭恐怖」とは、読んで字の如く体臭に対して恐怖を感じることですが、「対人恐怖」のように他者が自分に対して何か危害を与えると感じ、特定の人間ばかりでなく、世間一般の不特定多数者に対しても、接することを恐怖と感じるものに対し、「体臭恐怖」は自分の体臭によって他人に悪い印象を与えると感じ、軽蔑されたりしていないかなどの不安と恐怖を感じている症状といえます。
汚れてもいない手を必要以上に時間をかけて何度も洗ったり、お風呂でも何度も何度も体を洗ったり、それでも自分は臭いと感じてしまいます。

体臭恐怖は「自己臭恐怖」と似ていますが、簡単に違いをいえば、体臭恐怖は例えばワキガで悩んでいて、それが他人に悪い印象を与えてしまうと感じるように、自分のどのニオイがコンプレックスと感じているのかを明確にしています。
一方で自己臭恐怖は、どのニオイがコンプレックスなのか漠然としていて、妄想や思い込みによる悩みや恐怖を感じているのが特徴です。

体臭恐怖は対人恐怖のひとつですが、対人恐怖には他にも次のようなものがあります。

  • 自己臭恐怖
    自分の体臭や口臭などのせいで、周囲から嫌われているような気がしたり、迷惑をかけているような気がすると感じる恐怖症です。
  • 赤面恐怖
    人前に出ると赤面したり、あるいは赤面するのではないかと不安や恐怖に感じる症状です。
  • 視線恐怖
    他人の視線に恐怖を感じる症状で、他人の目を正視できなくなります。
  • 表情恐怖
    人と接する時 、笑顔になれない、顔がひきつる、顔がこわばる、自分の顔が相手に不快感を与えているのではないかと気になり、不安や恐怖に感じる症状です。
  • 醜形恐怖
    自分の体の一部分あるいは複数の部分を、必要以上に醜いと思い込んで、悩み続ける精神障害のことです。

 

 

体臭恐怖になるきっかけ

体臭恐怖になるきっかけは些細なことでも引き金となり、他人から直接、臭いと指摘されてなくても、周囲の人の仕草や態度で自分は臭いのではないかと思い、やがて恐怖症へと進行するケースもあります。
人と話しているときに、相手が何気なく鼻や口元を隠す仕草をしたり、何度も鼻をすすったり、咳こまれたり、何となく距離を置いて接しられているように感じたり、ヒソヒソ話をされているように感じたり、自分の隣には誰も近づかないと感じたりなど、ちょっとしたことでも不安に感じてしまいます。

また逆に、相手は親切心から言っているのに、人から体臭を指摘されたと気分が落ち込み、人と会うのが恐くなってしまうというケースもあります。

体臭恐怖になると、物事の受け止め方が変わってしまい、人のちょっとした行動が自分の体臭が原因だと感じてしまいます。
本来は、鼻をすすったり咳こむのはアレルギーや風邪を引いてたから、口元を隠すのはその人のクセだったということでも、自分にとって悪く考えてしまいます。

体臭恐怖を克服するには、物事の受け止め方を正常に戻すということと、体臭を改善し、ニオイに対するコンプレックスを減らして、「自分は今日もニオイ対策をしてきたから大丈夫」という自信を持つようにすることです。

 

 

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